|
深刻な業績不振にあえぐ老舗家電メーカー、三洋電機。四月二日付で就任する佐野精一郎次期社長は、経営立て直しという重い使命を背負う。難しいかじ取りを迫られるが、就任にためらいはなかった。「苦悩してきた井植敏雅社長が道半ばで辞任するのを見るに付け、辞退する選択肢はなかった」と話す。 一貫して人事畑を歩んできた。新人時代、千五百人に上るリストラを目の当たりにし、辞めていく者の無念さを知った。「(企業で)行き着くのは人材、人と人とのつながりだ」と痛感したという。 |
事業を担当した経験はないが「三洋に必要なのは組織と人材のマネジメントの強化。人事での経験が生きる」と不安はない。「全身全霊を傾け、再建に取り組む」と、不退転の決意で臨む。
人の話をよく聞くのがモットー。趣味はゴルフや読書など。家族は妻と娘。五十四歳。大阪府出身。
(時事)