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大阪府枚方市の清掃工場建設をめぐる談合事件で脇村典夫社長(67)から、トップの座を譲り受ける。「コンプライアンス(法令順守)の徹底なしに企業存続はあり得ない」と気を引き締めるが、企業風土改革、信頼回復はいばらの道だ。 引責辞任する創業家の大林剛郎会長(52)らに社長就任を打診されたのは五月三十一日。最優先課題となる法令順守の徹底も、具体策となると「時間の余裕がなく、きょうは答えがない」と本音を漏らす。 |
会長職を退く一方、取締役にとどまる大林氏が「創業家、株主の立場で再生に力を注ぎたい」と熱弁を振るう隣席で、「創業家は心のよりどころ」と語る姿に、トップとして陣頭指揮を執り「新生大林組」を実現できるか不安が漂う。
入社以来一貫して建築畑を歩み、臨海部の再開発事業として脚光を浴びた大規模複合施設「晴海アイランド・トリトンスクエア」(東京都中央区)建設にも携わった。社内では気さくな人柄が慕われ、親しい部下からからは「おやじ」と呼ばれる。息子二人は独立し、現在は妻と二人暮らし。趣味はゴルフ。大阪府出身。五十九歳。
(時事)