【トップ登場】値上げ浸透に努力=日清製粉グループ本社社長 村上一平氏 [インタビュー]

   「値上げは力業ではない。いかに消費者、流通に納得してもらうかが大事だ」。一日付で製粉最大手・日清製粉グループ本社のトップに就任した村上一平社長は、価格改定を最重要課題に挙げる。バイオ燃料の普及や新興国の消費拡大を背景に穀物の高騰が続くが、「小麦価格の上昇はいわば環境保全のコストであり、中国など新興国の成長のためのコスト。一企業や業界がすべてを負担する性格のものではない」と理解を求める。

   経理・経営企画部門が長く、持ち株会社移行前からグループ全体を見渡してきた。長谷川浩嗣前社長が健康上の理由で退き、八月下旬に打診を受けての緊急登板だが、社内では「他に適任者はいない」との声で一致したという。少子・高齢化で国内市場は縮小しているが、「現在、連結売上高に占める海外事業の比率は5%程度だが、これを10%まで高めたい」と、海外市場での成長を狙う。今月一日には日清キョーリン製薬を杏林製薬に売却。「現在の企業群には満足していない。特に加工食品が手薄」とグループ再編にも意欲的だ。

   中学時代からグリークラブに所属し、歌は玄人はだし。座右の銘は上杉鷹山の「為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」。妻と二人暮らし。六十二歳。大阪府出身。

(時事)

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2007年10月20日 12:18に掲載された記事のページです。

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