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「適正な業務執行を通じ、東証だけでなく、日本の資本市場の発展に役立ちたい」--。東証自主規制法人の初代理事長に就任した林正和氏はこう抱負を語る。企業として利益追求の姿勢を強める市場運営会社としての東証をどう監視し、投資家の信頼に応えるか。「市場関係者の声に真剣に耳を傾けることが大切」と表情を引き締める。 |
一九六八年に大蔵省(現財務省)入省。主計局長などを経て二○○三年に財務事務次官に就任し、公共投資削減など小泉内閣の構造改革路線を予算面から支えた。理事長就任をめぐっては、公務員の天下り規制強化の動きに逆行するとの批判を浴びたが、「それだけ責任の重い立場だと受け止めている」と言う。
官僚時代を知る関係者の間では「温厚で腰が低い人格者」との評がもっぱら。東証内は「幅広く意見を聞いて結論を出す調整型で、リーダーシップを発揮する斉藤惇社長とは正反対」との見方で一致している。
趣味は財務省時代から親しんでいる山歩き、スキューバダイビング。福島県出身。六十二歳。
(時事)