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第一生命保険の斎藤勝利社長はこのほどインタビューに応じ、二○一○年度の実現を目指す相互会社から株式会社への転換と上場の狙いについて語った。斎藤社長は上場から一年後に予定している持ち株会社の設立に関連して、「第一生命には個人保障、個人貯蓄、団体保障、団体年金の四事業がある。いずれ分社化した方が効率的になる」と述べ、持ち株会社の傘下で事業別に分社化していくことも選択肢の一つであるとの考えを明らかにした。 |
分社化のメリットに関し、斎藤社長は「マーケットに迅速に商品供給できる」として、市場動向に合わせたスピーディーな商品開発につながるとの見方を強調した。
また、持ち株会社傘下での同業他社との再編・統合については、「大きな付加価値を生むなら、そういう展開もあり得る」と柔軟に対応する姿勢を表明。さらに、「本業以外でもいろいろ考えられる」と述べ、生保以外とも積極的に連携していく意向を示唆した。
一方、株式会社化の背景に関しては、現在の主力商品である個人向け死亡保障保険が国内市場で伸び悩む中、「成長市場への投資を今後も拡大せざるを得ない」と説明。アジア各国などへの積極的な投資を進めながら、経営の健全性を保つ一定水準の内部留保を維持するには、相互会社より株式会社の方が有利だとの見解を示した。
(時事)