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「会社始まって以来の難局であるだけに身が引き締まる想いだ」――。最大の電源である柏崎刈羽原子力発電所の全面停止や二十八年ぶりの最終赤字転落など、未曽有の課題が山積する東京電力。そのかじ取りを、「かみそり」の異名を持つ勝俣恒久社長から託される清水正孝副社長は、先例のない厳しい使命に覚悟を新たにする。 |
出身の資材調達部門では、発電所の新設が激減し、既設発電所の補修が中心となる時代への変革を経験。この中で規格の共通化など調達手法の改革を主導し、コストの抑制で多くの成果を上げてきた。
そんな清水副社長に対する勝俣社長の評価は「馬力」。両足に常時一㌔㌘の砂袋を巻いて歩く姿には、難局を乗り切る粘り強さが投影される。
好きな言葉の一つが「緩ならず急ならず」。「常に先手を打つ一方で着実、愚直に汗をかく、このバランスが大事」と自らに言い聞かせる。趣味は渓流釣りやゴルフで、最近スキューバダイビングも始めた。家族は妻と一男一女。神奈川県出身。六十三歳。
(時事)