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「近隣の地方銀行とは健全な競争をしていく」――。足利銀行再出発のかじ取りを任された藤沢智頭取。「大仕事であり、引き下がるわけにはいかない」と、地銀が乱立する激戦区、関東地方での生き残りに自信を示す。 債務超過を解消し、四年半に及んだ一時国有化措置から脱したものの、「純資産は千六百億円にとどまり、極めて脆弱(ぜいじゃく)な財務体質からのスタート」。池田憲人前頭取が目指した「靴底を減らす営業」を踏襲し、「顧客の満足度を着実に高める」考えだ。くしくも池田氏とは東北大の同期。固い握手で後事を託されたという。 |
三十年以上勤めた商工中金では「エリアを泥臭くしつこく回り、地域金融の基本を学んだ」。理事時代に北関東・東北地域を担当。栃木県内の企業が抱える課題も見てきた。顧客への助言や知恵の提供に積極的に取り組み「女性や若者の新しい発想でサービスを提供したい」と抱負を語る。
自己分析は「仏の藤沢」。宇都宮市内に夫人と二人で居を構えた。盛岡市出身、六十一歳。
(時事)